2011年01月21日

日経新聞から、「3度目の奇跡 第一部 私は45歳 H」

そうだ、働くしかないパンチ

日経新聞1月10日 1面 「三度目の奇跡」---------------------

第1部 私は45歳 H
豊かさの中で眠れる人材

2012年、東京スカイツリーの開業とともにテレビ電波塔の役割を終える東京タワー。「それはやっぱり、さみしいね」。宇都宮の中学を出てトビになった桐生五郎(78)は、東京タワーの建設が始まった1957年に上京した。



桐生は全国の現場を飛び回り、30代で埼玉県にマイホームを構えた。子供にも恵まれた。「あのころは本当によく働いたし、楽しかった」

「自治体が破綻」

高度経済成長の後も日本人は働いた。「日本列島改造」で新幹線や高速道路の建設が続き、国内の工場は残業に次ぐ残業で電気製品や自動車の輸出を支えた。

しかし、小泉政権が誕生した01年。造るべき道路やダムは減り、国に公共工事を続ける体力は残っていなかった。95年度に35兆円あった公共工事は09年度、17兆円に半減。昨年11月時点での建設業就業者数は488万人で、97年度より約200万人少ない。工場の海外シフトも進み、09年の製造業の就業者は92年に比べ約500万人減った。

雇用の受け皿だった建設、製造業の変調で、日本の成長を支えてきた人々が支えられる側に回り始めた。生活保護受給者の急増だ。95年度に88万人だった受給者は昨年9月時点で全就業者数の約3%に当たる195万人。国と地方の負担は、約3兆4千億に及ぶ。

(略)

全国最多、14万人超の生活保護受給者を抱える大阪市。11年度予算の生活保護費は過去最高の2975億円に達し歳出の17%を占める。「生活保護費で自治体の財政が破綻する」(大阪市市長の平松邦夫=62)

(略)

生活保護受給者を対象にした就労説明会を開いた。

「介護の仕事はやりたくない」。もう1年近く生活保護を受けている26歳の男性はかたくなにだった。職員がじっくり話を聞いているうちにポロリと本音を漏らした。「僕だって税金を納めたい」。職業訓練の受講から再就職まで、粘り強く支援を続けた埼玉県では昨年、83人の受給者が就労にこぎ着けた。

豊かさの中で失いかけていた自立心を呼び覚ませば、支えられている人々が支える側に回る。今の日本に人材を眠らせておく余裕はない。
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日経新聞から、「3度目の奇跡 第一部 私は45歳」

素晴らしい内容だーひらめき

日経新聞1月11日 1面 「三度目の奇跡」---------------------

第1部 私は45歳 10
ドラッカーの予言

各地に広がるシャッター商店街は今や衰退・日本を象徴する風景だ。しかし約60年前に全国で初めてアーケードの名を冠した静岡県沼津市の「名店街」には不思議と空き店舗がほとんどない。

市の外郭団体で産業振興を手掛けていた深沢公詞(60)が商店街の再建に乗り出したのは2004年。空き店舗が目立つのに「若くてやる気のある人に店を貸してほしい」と説く深沢への地権者の反応は冷たかった。

「1坪当たり2万5千円なら貸してもいい」。当時、都心でも坪2万円出せば店舗を借りられた。
(略)

高齢化などシャッター商店街が広がる理由は単純ではない。だが、何もしない方が有利になるような制度が背景になっているのも見逃せない。

店舗を他人に貸したりすると、将来の転売などが面倒になりかねない。シャッターを閉じたままでも「事業用」と取り繕えば、相続税が軽くなることもある。住居兼用なら土地にかかる固定資産税の特例もある。資産を活用して価値を上げるより、現状のまま黙って持ち続ける方が何かと好都合なのだ。

担い手が高齢化し、後継者不足に直面する農業。ここでも税制などは利用よりも所有に有利だ。その結果が埼玉県の面積に匹敵するほど膨らんだ耕作放棄地である。

本来は、経済の活性化につながるはずが、既得権を温存し、新陳代謝を阻んでしまう。そんな例は日本中あちこちにある。

「先進国では45歳以上にとって年金受給権こそ最大の資産である」。1993年、経営学者ドラッカーはこう書いた。

高齢化と世代間移転で積み上がった年金資産は最大の既得権であり、目減りすることを嫌う。金融市場での存在感こそ大きいが、リスクに挑戦して新たな価値を生み出そうとする本来の資本とは違う論理が働く。「小さな若い事業を餓死させる危険がある」としたドラッカーの警告は、平均年齢45歳の今の日本にそのまま当てはまる。



明治維新、戦後の高度成長の2度の奇跡は、旧秩序の否定があったからこそ達成された。それは西欧列強の圧力に伴う幕藩体制の崩壊であり、第2次世界大戦の敗戦だった。だが、今の日本で戦争や革命、戦後のパージのような強制的な世代交代に期待をつなぐのは現実的とはいえない。

民主主義の手続きを守りながら既得権に風穴を開け、かつての成長の「遺産」を経済の活性化に生かす。それが経済学者ケインズが「アニマル・スピリット」と呼んだ資本主義のダイナミズムを取り戻す道だ。支え手一人ひとりが未踏の領域にどう挑むのか。「三度目の奇跡」は難しいが、不可能ではない。
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posted by 大雪 at 04:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本経済新聞から、

そうだパンチ

日経新聞、1月18日、15面--------------------------------

一目均衡、編集委員 三宅 伸吾

どうして日本は長いデフレから抜け出せないのか−−。モルガンスタンレーMUFG証券のロバート・フェルドマン経済調査部長はずっと悩み続けてきたが、やっと分かった。政治がデフレに反応しないのは「このままでいいと考えている人の声が大きいからだろう」。この仮説は、都道府県ごとの有権者の年齢構成と選挙制度の関係を調べ、確信に変わった。



国会で「地方の高齢者」の声が課題に優遇されていることが分かる。若者が投票所に行かないため、年金生活の高齢者の声はさらに増幅される。

様々な既得権の保護策を続けて平等にジリ貧になるのか。それとも都市部住民や将来を担う若者の声を聞き効率化政策を通じた経済成長により税収を確保し一定の所得配分を目指すのか−−。

選ぶのは、主権者だ。しかし、その声は適正に反映されていない。衆院小選挙区の投票価値の最大格差は5倍もあり、衆院の都市部有権者は高知3区などに比べ、「清き0.5票」状態だ。

もし、選挙制度が見直され「1人1票になれば、デフレ対策だけでなく年金、医療制度や農業改革がやりやすくなる」とフェルドマン氏は期待する。

医療、介護などの負担を巡る世代間格差と投票価値の著しい差。「この2つの格差が、閉塞する日本の病巣だ」(オリックス宮内義彦会長)とすれば選挙制度改革は、新興衰退国とも呼ばれる日本再生に向けた万策群のセンター・ピンとなる。



最高裁の過去の司法判断の結果、衆院は3倍未満の格差なら合憲との見方も広がっているが、そんなことは憲法のどこにも書いていないし、小学生にも説明できない。



世界中の情報を整理する−−。こんな創業理念を掲げた米グーグルは様々な物議をかもし、多くの訴訟を仕掛けられながらも、利用者をワクワクさせて急成長を続ける。推進力は技術革新とこれをすぐに取り込める柔軟な法制度だけではなく、社会のために良きことだと信じれば、「正面突破」する創業者らの脳みそだ。臆病な、日本の歴代最高裁判事の主流派とは大きく異なる。
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posted by 大雪 at 04:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

失われた30年

のほほーんと、テレビか雑誌を見ていたら、

「失われた30年」という言葉が躍り出ていました。

バブル崩壊後、「失われた10年」、「失われた20年」と
呼ばれ続け、ついに

「失われた30年exclamation

当時、一部で、「このまま回復することはない」という意見もありましたが、少数でした。この20年以内の出来事を思い浮かべれば、景気がちょっとだけ舞い上がった時期もあったからです。

しかし、現在の景況を見てみると、失われた30年という言葉がすごく当然のように聞こえます。
例えば、秋田においては、地価が35年前よりも下がっています。(当ブログ「もう35年もデフレだった」を参照。http://bookcrossing-akita.seesaa.net/article/128284890.html

ちなみに「失われた30年」とはいいましたが、バブルは大体1991年ぐらいに弾けましたので、今年で、ちょうど20年たったわけです。これから「失われた30年」に向かうだろうということです。

大雪の認識では、高度成長の1972年以降は、日本は成長していないと思っております。それ以降は、40年近く書けて、日本人の貯蓄が、国債となり、公共投資にまわりました。その結果、地方経済がなんとか生き延びることができました。しかし、これはドーピングといえることで、国債残高が900兆円となった今、この手をもう一度使うことはできません。そもそも、今は、年金や医療費、介護費というような社会保障費で財政が膨れあがり、公共投資は年々削られ続けています。

そうゆう状況を省みると、このまま、「失われた30年」になりそうだと思わずにはいられません。

どうしたらいいものでしょうか?
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2011年01月15日

「ボクがライブドアの社長になった理由」平松庚三



この方、ライブドアの社長だったということで知っている方も多いかと思いますが、実は、その前には会計ソフトで超有名な「弥生」の社長だった人です。

だから、この人がライブドアを引き継ぐと言った時、ライブドアとはすごい会社だったんだなと再認識しました。

大雪の兄も「この人ならライブドアも再建する」といって株を買おうとしていましたが、大雪は大反対しました。あの時のライブドアは虚業だと感じていたからです。今はもうちょっと見直していますよ。

この手のビジネスノンフィクションを読むと、常々、自己向上が必要などど言っている自分が恥ずかしくなります。この人はソニーに勤めていて辞めたのですが、辞めた理由が、「ソニーには優秀な人が多すぎて、この中で出世することは難しい。だったら違うチャンスにかけてみよう」でした。

なんてことでしょう。
ソニー社員>ライブドアの社長
なんですね。

また、彼は現在、自分で企業しましたが、あまりパッとしていません。
ライブドアの社長だったといえ、1起業家とみれば全然駄目なんですね。

そうゆう視点でみると大企業というのはいかに凄い存在かわかります。

とくに秋田には大企業は無いので、この視点は新鮮ですね。
秋田銀行とはいえ、弱小金融企業になってしまいます。

そうゆう中に、組織力を使わず、スタンドプレーで大企業にのし上がったホリエモンさんは凄い人なんだなと思います。そんな人がドンドン出てくる日本であって欲しいですね。
posted by 大雪 at 03:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

「君がオヤジになる前に」堀江貴文



この本を見て、ホリエモンの本当の姿が見えた気がします。

彼は、凡人なんです。

凡人っていっても東大も入っているので優秀ですが、東大卒の人は毎年4000人もいます。そういう意味で、天才的な才能に恵まれたというわけではないです。

では、なぜ素晴らしい結果を残せたかというと、極めて仕事に特化したからです。テレビは見ない、友好は自分と同じステージにいる人とのみ、起きている時間は、すべてを仕事に使い、頭をフル回転させる。

彼の言葉

「自分の持っているパフォーマンスを最大限に活かさないのは、人が持って生まれた才能へ対する冒涜だと考えている」P145

は非常に重いです。
posted by 大雪 at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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