2010年02月13日

僕シンク(ボクシンク) その3

「平野政吉美術館の建物は、残すべきか、取り壊すべきか」

について追加です。

ふと、
「第2次世界大戦中のイギリスの暗号解読施設が、劣化してひどいことになっている。歴史的な価値があるので、有志の科学者たちが保存を訴えている」

こんな感じ
Bletchley Park.jpg

という話を思いだしました。

具体的にどんな運動が起こったかといえば、有志の人が寄付したり、100人の科学者がサインした手紙を新聞社(タイムズ)に送って保存を訴えたり、財団が寄付したり、政府が施設の関係者に勲章をあげ、讃えたり。と

つまり、行政サイドは直接、手を差し伸べていないのです。
なんでも、行政に頼る日本人感覚は恥ずかしいと思います。
そんな甘ったれ根性はなんとかしたいですね。

wikiから引用-------------------------------------------
On 24 July 2008 more than 100 academics signed a letter to The Times condemning the neglect being suffered by the site.[23][24] In September 2008, PGP, IBM and other technology firms announced a fund-raising campaign to repair the facility.[25]

On 6 November 2008 it was announced that English Heritage would donate £300,000 to help maintain the buildings at Bletchley Park, and that they were in discussions regarding the donation of a further £600,000.[26]

In July 2009, the British government announced that personnel who had worked at the park during the war would be recognized with a commemorative badge.[27]
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posted by 大雪 at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

僕シンク(ボクシンク) その2

「平野政吉美術館の建物は、残すべきか、取り壊すべきか」

というディベートがありました。

勝者は、「残すべき」という意見でした。

敗者の意見は、「取り壊して、大型バスの留まれる駐車場にすべきだ」というものでした。

大雪も、もし税金の負担がなければ、残すべきだと思います。
ここでも、トレードオフの問題が出てきます。

一般的には、行政の予算は有限だとは思われないので、税金で残すべきだという意見になりがちです。

大雪は、そうは思いません。それを必要とする周囲の人々で支えるべきだと思うのです。年間4000万円ぐらいの維持費がかかるということでしたが、これを周囲のかたがたで支えられますか?ということです。

さて、通町大町では、毎年、「ヤートセ秋田祭」が行われています。私も関係者なのですが、年々盛大になっている反面、資金面が非常に厳しいです。一万円の協賛金を100社から集めることは、とても困難なことなのです。この経済情勢下、「志は応援するけど、経費で1万円は出せない」という人がほとんどです。

先のディベートで「平野政吉美術館の建物を残す」とした方々は、年間4000万円の維持費を有志で捻出できると思っているのでしょうか?

なんでも、行政がやればいい、という時代ではないと思います。
自分たちが何ができるかだと思います。

どうしたら、この考えを伝えれるのでしょうねあせあせ(飛び散る汗)
posted by 大雪 at 01:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

僕シンク(ボクシンク)

先日、栄太郎で行われた「僕シンク(ボクシンク)」というイベントに参加してきました。

秋田経済新聞の記事はこちら

ただ見るつもりだったのですが、急遽選手側として参加。与えられた課題は、

「新しく作られる美術館は、賑わうか、賑わないか」

大雪は、「賑わない」側に指令が下りました。
この選択は、大雪の主義主張は関係ありません。立場を演じなくてはいけません。

結果を先に言うと、敗北もうやだ〜(悲しい顔) ゲームとはいえ悔しかったですね。

でも、ディベート(討論)は初めてだったために、非常に面白かったです。多分テクニックが大事そうですね。

具体的には、観客を意識した論法が大事だと思いました。大雪は、ちょっと観客を非難したりしました。「最近、平野政吉美術館に行ったときがある人はほとんどいないのでは?みなさんはどうです?それで新しく建てたら賑わいますか」と。

あと

大雪「お金をかければ、いくらでも賑わうことができる。でも費用対効果が大事では?」
対戦相手「商業施設というより文化施設ととらえるべきだ」
大雪「文化施設であれば、美術館に限らず、学校や技術振興の場であってもいい」

という感じの費用対効果という視点はマズかったかもしれません。

一般的に「二律背反(トレードオフ)」という考え方はウケがわるいです。費用対効果には、トレードオフ的要素が入っています。一定の予算しかない中で最大限の効果を狙うので、効果が少ない政策は切り捨てなければいけないと。行政の予算が有限であるという認識は、一般的には持ちにくいものです。

さて、トレードオフの考え方について、良い説明がありますので、引用します。

-------「希望を捨てる勇気」池田信夫 P29-----------------
トレードオフを否定する人々

特に多いのが「命は何よりも尊い」というレトリックだ。私が建築基準法の改正が過剰規制だというと、「人命を無視する新自由主義」などと噛みついてくる弁護士がいる。彼らはトレードオフを否定し、人命は絶対なのでそれを守るコストはいくらかかってもいいと主張するのだ。それなら旧耐震基準の建物はすべて取り壊し、自動車や飛行機の生産も禁止しなければならない。

P25 ----------------------------------------------------
 事後の正義
 地獄への道は善意で舗装されている
 以上のような事実は、経済学者のほぼ共有する認識だが、それを政策として実現するのはきわめてむずかしい。労働者を解雇しやすくする改革は、「大資本の利益に奉仕する血も涙もない政策だ」という感情論に勝てないからだ。テレビでは、毎日ワーキング・プアのかわいそうな生活が描かれ、ワイドショーのコメンテーターが「こういう人々を救済するために派遣労働を禁止しろ」というと、多くの人々の共感を得る。しかしこのようなワイドショー的な正義が、結果的には弱者をさらに弱い立場に追い込むのだ。

 たとえば、賃貸住宅の家主が改築しようとして店子に立ち退きを求めたところ店子が拒否し、家主が訴訟を起こしたとしよう。店子は弱い立場なので、裁判所は「正当な事由がないかぎり立ち退きは認められない」という店子に有利な判決を出すことが多い。これは、事後的には正義にかなった判決といえる。
 
 ところが、こうした判決が積み重なると、店子の権利が非常に強くなり、古い家では不動産の価値の7割が店子に帰属するといった例もある。こうなると大家は「一度、入居させた店子は、改築しようとしても立ち退かず、法外な立ち退き料をとる」と予想して、立ち退かせにくい家族を入居させず、独身向けのワンルーム・マンションを建てる。この結果、日本の賃貸住宅の質は低く、家賃は高い。

 このように事後的には正しいようにみえる判決や規制が、事前にわかっているとインセンティブをゆがめ、非効率な結果をもたらすことを事後の正義とよぶ。こうした介入は交渉を決着させるので、交渉が成立しない場合に比べれば双方にとって望ましいことが多い。しかし経済全体としては、それによって賃貸住宅の供給が減り、望ましくない結果になる。つまり、事前のインセンティブと事後の正義にはトレードオフがあるのだ。
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posted by 大雪 at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

第4回 読書会のご案内

読書会のご案内です。

◇日時 2月24日(水)19時〜21時
◇場所 アルヴェ市民交流サロン(仮)
◇参加費 500円

従来と同じように、本の紹介会と読書セミナーの2部構成です。
前半が「本の紹介会」
後半が「読書セミナー」
となります。今回のセミナー題材は、福沢諭吉の「学問のすすめ」

どうぞ、お気軽にご参加ください。
連絡は、メールアドレスにお願いします。

2010年02月07日

「嫉妬学」 和田秀樹

久しぶりの読書感想です。



「嫉妬学」というと、なんとなく恋愛関係な本なのかなーと思う方もいるかと思いますが、著者が「和田秀樹」さん。やっぱり心理学と社会学のお話になります。 

日本語でいうと、嫉妬を表す言葉は一つですが、英語には、次の二つがあります。

「ジェラシー」と「エンビー」

この言葉に、和田さんは次のような定義をして、嫉妬を語ります。

「ジェラシー型嫉妬」とは、学校や職場などの現実社会において「あの人のようになりたい」「あいつには負けたくない」という具合に目標とする相手やライバルに対し、「自分の実力を伸ばす」ことで勝ち抜こうというポジティブな嫉妬なことです。

「エンビー型嫉妬」とは、嫉妬の対象となっている相手をたばうらやむだけで自らの実力を伸ばそうとせず、代わりに足を引っ張ったり悪口を言うことで相手を貶め、「相対的に自らの立場を上にしよう」というネガティブな志向の嫉妬のことです。「出る杭は打たれる」ということわざは、まさに共同体におけるエンビー型嫉妬です。

実は、大雪が、このブログで書く動機が、エンビー型嫉妬なことがあります。

具体的には、「日本にJALはなくていい」です。

なぜエンビー型嫉妬が起こるかというと、それは、自分では超えられない壁があるときです

たとえば、自分が中小零細企業に勤めているとして、その会社が倒産しそうになったら、国が会社を救ってくれますか?

絶対に無理です

JALの場合は、「異例中の異例」で救済されました。自分の会社が駄目で、なぜJALだったら許されているのか?

自分ではどうしようもないときに「エンビー型嫉妬」が起こるのです。

もっと例を言いましょう。

鳩山総理は、贈与税をしばらく払っていなかったようですが、一般的には、これを脱税といいます。鳩山さんが総理にならなかったら、表に出てこなかったかもしれません。

この時に、「名門の鳩山家だから、贈与税の調査が入らなかったのだろうな」というエンビー型嫉妬が起こります。

このような「エンビー型嫉妬」が蔓延ると、社会が停滞します。

どうせ、頑張っても、資産を持っている人、あるいは、安定した立場(特定郵便局・民間企業の世襲・特定のコネ)を持っている人には敵わない

だったら頑張らないほうがいいのでは、となるわけです。
ここのところは、もしかして、「嫌消費世代」につながることなのかもしれません。

社会が発達するには、このようなエンビー型嫉妬が起こらないような仕組みづくりが必要だと書かれていました。それは、頑張ったら報われる、競争する社会づくりが大事だと。

大雪も同感です。
「仮装コンテスト in 秋田」があったら頑張ろうと思いますもんるんるん










posted by 大雪 at 04:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

オガララ帯水層

最近、こんなことをなんで知らなかったんだろう!
と思うときがよくあります。

その一つが「オガララ帯水層」

なにそれって感じですよね。これがすごいのですどんっ(衝撃)

アメリカにある世界最大級の地下水層で、総面積は日本の国土と同じぐらい。それが3〜120メートルの厚さで水を含んでいる。超巨大なダムみたいなものです。もうSFの世界ですね。

さて、そんなオガララ帯水層ですが、アメリカの農業に密接に関係しています。有名なグレートプレーリー(穀倉地帯)ってこの地下水を使って、まかなっているのです。

そんでもって、その農業がすごいを超えて、恐ろしい。
下にグーグルマップで衛生写真を示します。


大きな地図で見る

ちょっと、「大きい地図」のリンクをたどって遊んでみてください。前後左右、緑の丸が見えますね。この緑の丸はセンターピボットを利用した農地なのですが、直径が400〜1キロexclamation×2

さて、これを日本が誇る大潟村と比較すると

agri-comp.jpg

いやはやあせあせ(飛び散る汗)アメリカという国はスケールが大きいです。
posted by 大雪 at 04:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月03日

設計思想

最近、世界のトヨタが色々と叩かれています。

そこで大雪も、便乗してひと叩きパンチ

次の画像を見てみてください。
スピードメーターなのですが、トヨタ・プリウスに意外な欠陥があることをお気づきでしょうか?


トヨタのプリウス
KC3A0500.JPGライトOFF

KC3A0501.JPGライトONひらめき

S社
KC3A0502.JPGライトOFF

KC3A0503.JPGライトONひらめき

A社
KC3A0496.JPGライトOFF

KC3A0497.JPGライトONひらめき

プリウスは、ライトOFFでも、夜間運転できます。
S社とA社の2台は、ライトOFFだと、メーターが見えないので運転できません。

つまり、S社とA社の車は、夜間にライトが灯っていないと、それがわかるように設計されているのです。この仕組みの違いは、無灯火という危険性に対してどのように対処するかという設計思想の違いから来ています。

特に、雪道では、街明かりで道路が明るいです。そんな時は、トヨタのプリウスは、無灯火で走る危険性が高いです。

この危険性がある車、トヨタのプリウスだけではありません。最近の車の8割ぐらいは、そうなっているような気がします。自光式メーターとかデジタルメーターがそうです。

軽自動車セールスNo1のワゴンRのうたい文句を見てみたら、次のように書かれています。
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質感が高く、薄暮時でも見やすい自発光メーターを採用。走行距離のほかにも、瞬間燃費/平均燃費/航続可能距離を切り替えて表示。ドライブに役立つ情報が得られます。
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「薄暮時でも見やすい自発光メーターを採用」ってホント駄目ですねもうやだ〜(悲しい顔)
薄暮時にはライトをつけなくちゃどんっ(衝撃)
posted by 大雪 at 22:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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